「全国高校サッカー選手権大分県大会」が21日に幕を開ける。今大会の注目選手にスポットを当て、彼らのライバルや対戦したい相手を聞いた。
DF 沢井優翔（鶴崎工業３年）
177cm、60kg 大東中学校出身 前所属チーム：ブルーウイングFC
１年の頃からメンバー入りするも、高校サッカー憧れの舞台となる選手権出場のチャンスを２度逃したことを悔いる。「これが最後のチャンス。負けないサッカーをして優勝する」と、チームスタイルの堅守速攻を支えるCBとして最終ラインを統率する。ヘディングが強く、空中戦を得意とする。今大会は最少失点にこだわり、守備からリズムをつくりチームを勝利に導く覚悟だ。
気になる選手
FW 楠元和馬（大分鶴崎３年）
県内でトップクラスのFW。得点能力もあるが、周りをうまく生かすことのできる選手なので厄介。対戦すればマッチアップすることになるが、彼を抑えれば主導権を握ることができる。前を向かせないように激しくコンタクトし、周りを動かしてカバーして抑えたい。
DF 外園優心（柳ケ浦２年）
189cm、75kg 豊陽中学校（中津市）出身 前所属チーム：スマイスセレソンU－15
フィジカルに優れたCB。この夏は走り込みで運動量が増え、スタミナも備えた。「誰よりも練習して、自分を追い込んだ。努力は裏切らないことを証明したい」と自信を漂わせる。空中戦には絶対の自信を持ち、「そこで負けたら自分がピッチにいる意味がない。強いこだわりがあるし、勝たなければいけない使命感みたいなものがある」と話す。県高校新人大会を制したときのように、全試合無失点で頂点を目指す。
気になる選手
FW 楠元和馬（大分鶴崎３年）
全てのプレーが標準以上の万能型FW。中でもポストプレーがたくみで、空中戦も強い。だからこそ絶対に負けたくない相手。完全に抑えれば、自分が県内でNo.１のDFだといえる。対戦するのが楽しみだし、チームとしても圧倒して勝ちたい。
MF 井元禅（大分西３年）
170cm、63kg 南大分中学校出身 前所属チーム：ブルーウイングFC
試合の流れを冷静に見極めながら、緩急を織り交ぜた展開でチームをコントロールする。大分西の攻撃は全て彼を経由するといっても過言ではない。この夏は右足首のけがで１カ月ほど練習できなかったが、体力面は回復し、試合勘も取り戻している。得点への積極性も高まっている。「最後は笑って終わりたい」と３年間の集大成として今大会に臨む。
気になる選手
対戦する全ての選手
対戦する全ての選手に敬意を払うが、負けたくない思いは強い。僕たちは挑戦者の立場。全てのチームがライバル。大分西の魅力的なサッカーをしたいが今回は勝負に徹したい。負ければ終わりのトーナメント戦。強いチームが勝つのではなく、勝ったチームが強い。結果を残してNo.１になる。
（七蔵司）
