マーリンズ・アルカンタラがトミー・ジョン手術 昨季のCY賞投手

日本時間10月7日、マーリンズのエース右腕サンディ・アルカンタラは自身のSNSを更新し、トミー・ジョン手術を受けたことを発表した。「トミー・ジョン手術を受け、来季を欠場することをみなさんにお知らせしたいと思います。今季、私とチームを支えてくれたファンに対して最も悲しく思っています」とファンへのメッセージを綴ったアルカンタラ。「よりよい選手になって戻ってくるために、1日も休まないと約束します。手術を担当してくださったキース・マイスター医師のチームにも感謝したいです」と完全復活への強い意欲も示した。

現在28歳のアルカンタラは、2019年に先発ローテーション定着を果たし、197回1/3を投げて防御率3.88をマーク。2021年には自身初の200イニングと200奪三振を達成し、防御率3.19の好成績を残した。そして、昨季は自己最多の228回2/3を投げて14勝9敗、防御率2.28、207奪三振というキャリアハイのシーズンを過ごし、サイ・ヤング賞を初受賞。メジャー全体でダントツの6完投が光った。

今季は2度目の登板となった日本時間4月5日のツインズ戦で3安打完封をマークしたものの、その後はなかなか調子が上がらず、防御率は4点台後半~5点台をウロウロ。7月に防御率3.31、8月に防御率3.48とようやく本来の姿を取り戻したかに見えたが、右前腕の屈筋を痛めて9月上旬に故障者リスト入りすると、戦列復帰を目指してマイナーAAA級で1度だけ登板したものの、9月下旬にはプレーオフも含め、今季の残り試合で登板しないことが発表された。

マーリンズが今オフに先発投手の補強を行わなかった場合、先発投手陣はワイルドカード・シリーズの2試合に先発したヘスス・ルザードとブラクストン・ギャレットを中心に、今季7勝のエドワード・カブレラ、若手有望株のエウリー・ペレス、2021年に球宴選出のトレバー・ロジャース、今年8月にギャレット・クーパーとのトレードで獲得したライアン・ウェザース、トミー・ジョン手術のリハビリ中のマックス・マイヤーといった顔ぶれになる。アルカンタラは「ヘスス、エウリー、エドワード、ギャレット、トレバーたちがローテを支えてくれると信じています。僕はそれをサポートしていきます」とチームメイトへの信頼を記した。

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