宮古・共和水産が民事再生 負債9億1800万円、イカ不漁など影響

 宮古市藤原の水産加工業・共和水産(資本金1600万円、鈴木徹社長)は6日までに、盛岡地裁に民事再生法の適用を申請し、受理された。帝国データバンク盛岡支店によると、負債額は1月期決算で約9億1800万円。主力商品の原料となるイカの不漁や資材高騰などで経営が悪化した。

 同社は1985年に設立。イカに特化した独自商品に力を入れ、イカそうめんや刺身を中心に製造販売。2022年1月の売上高は約11億7400万円を計上していた。

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