【栃木・小山】高級食材として知られるコイ科淡水魚「ホンモロコ」の水揚げが6日までに、両市の養殖池で始まった。
栃木市片柳町3丁目、養殖業塚原克信(つかはらよしのぶ)さん(70)方では5日、5〜8センチに成長したホンモロコ約130キロを初水揚げした。今年は夏の猛暑の影響で池の平均水温が高く、昨年より3週間ほど水揚げが早いという。
塚原さんは「良いサイズのものがそろっていて上出来」。作業は年内いっぱい続き、埼玉県の業者を通じて関西などに出荷される。
小山市では2軒の農家と市の養魚場で養殖している。同市黒本、農業高瀬孝明(たかせたかあき)さん(77)方の養殖池では6日に70キロほどを初水揚げ。高瀬さんは「少し小ぶりだが無事に水揚げできて良かった」と話した。
約1週間泥抜きした後、14日に下国府塚(しもこうつか)の道の駅思川で販売会を開く。活魚を500グラム1500円、冷凍150グラム500円をそれぞれ約50袋限定で販売する予定。