初期消火や避難誘導を 広島市で「自衛消防隊」の競技大会

事業所などの従業員で組織する「自衛消防隊」の消火技術を競い合う大会が、5日広島市で開かれました。

競技大会は広島市消防局などが毎年開いているもので、企業や区役所などから約300人の「自衛消防隊」が参加しました。

競技では、消防隊が到着するまでの初期消火や避難誘導の早さと正確性が求められます。

RCC末川徹記者
「屋内消火栓の部です。選手たちが勢いよくダッシュしてきました。そして、向こうの『火』と書かれた丸い的に向けて放水するまでのタイムを競います」

広島市消防局の管内では去年160件の建物火災がありましたが、このうち工場や事業所などが4割を占めます。

こうした場所は大規模な損害に繋がりかねないとして、競技を通じて防災意識を高めてもらうのが狙いです。

参加者
「消火する人・連絡する人の役割を一人一人が把握して火事に備えていきたい」

広島市消防局・岡村智司予防課長
「皆さんが火災を防ぐ・防火に心がけるということに注意してもらえれば嬉しいです」

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