首位Honda、2位ソニーとの直接対決落とし勝ち点差「4」に! 特例J3ライセンス新宿は3連敗【JFL第24節】

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

7日、日本フットボールリーグ(JFL)第24節の3試合が各地で行われた。

◆直接対決制す! 2位 ソニー仙台FC

ユアテックスタジアム仙台で行われたソニー仙台FC(2位)vsHonda FC(首位)の天王山。42分、ソニーはMF伊藤綾汰がHondaのGK佐川雅寛のパスをインターセプトし、FW上野瑶介へ展開。上野が右足シュートを流し込む。

55分にHondaが同点に。FKの流れから二次攻撃を展開し、MF佐々木俊輝の左からのクロスに頭から飛び込んだのはFW児玉怜音。ニアへ走り込み、上手くすらせてニアネットをぶち抜く巧みなヘディング弾を突き刺した。

50分に上野がGKとの一対一を決めきれなかったソニーとしては痛恨の同点被弾に。それでも、今季終盤で勝ち点「7」差という直接対決を落とすわけにはいかず、すぐに切り替えて勝ち越しを狙う。

迎えた88分、ソニーは右サイドから攻撃に転じ、コンパクトなHonda守備陣が左サイドを手薄にした瞬間を見逃さず、伊藤がボックス左に駆け上がるFW瀬尾純基へ展開。瀬尾のシュートはブロックされるも、こぼれ球に反応したMF平田健人が蹴り込み、GK佐川の手を弾いて吸い込まれた。

これが決勝点となり、ソニーが2-1で勝利。Jへの門番として君臨する企業クラブの両雄、今季はソニーの2勝となった。Hondaは2年ぶりのJFL制覇に向けて暗雲。ブリオベッカ浦安戦に続く今季初の連敗となり、ソニーとの勝ち点差は「4」に。試合の消化数もソニーより1試合多い。

◆またも足踏み…3連敗 5位 クリアソン新宿

スタジアム問題を抱えながらも特例でJ3ライセンスが交付されたクリアソン新宿。交付直前の第22節で浦安に0-1と敗れていたなか、前節もホーム(味の素フィールド西が丘)でソニーに0-1の敗戦に。ライセンスがあろうと最も肝心な「2位以内」が伴わなければ来季のJ3参入はない。

3連敗は避けたいところだが、34分、新宿は敵陣深くでFKのチャンスを得るも、跳ね返されてロングカウンターを喰らう。最後は滋賀の元ガンバ大阪DF平尾壮が放ってポストに弾かれたボールをMF田部井悠に流し込まれた。

さらに52分、自陣でのボールロストを取り返したのも束の間、すぐにボックス付近で奪い返され、最後は滋賀の元名古屋グランパスFW榎本大輝が左足シュート。新宿はGK浅沼優瑠が味方に視界を遮られたか、ゴール右隅を撃ち抜いた一撃に反応できなかった。

結局、新宿はあえなく0-2で敗れて3連敗。JFL2年目の今季、序盤戦は比較的安定した戦いを披露していたが、直近7試合で1勝2分け4敗と尻すぼみに。順位も暫定4位浮上の滋賀にかわされる形で6位転落。2位以内の確保が遠のいている。

◆第24節
10月7日(土)
ソニー仙台FC 2-1 Honda FC
レイラック滋賀FC 2-0 クリアソン新宿
FCマルヤス岡崎 2-1 東京武蔵野ユナイテッドFC

10月8日(日)
《13:00》
ミネベアミツミFC vs 鈴鹿ポイントゲッターズ
FCティアモ枚方 vs ヴィアティン三重
ブリオベッカ浦安 vs ヴェルスパ大分
沖縄SV vs 高知ユナイテッドSC

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