稲刈りざくざく、園児が鎌で収穫体験

懸命に鎌で稲を刈り取る園児ら(京都府長岡京市奥海印寺・西代里山公園)

 京都府長岡京市内のこども園などの「稲刈り体験」が、西代里山公園(同市奥海印寺)内の農園で開かれた。年長の園児たちが黄金色の稲を鎌で刈り取り、収穫の秋を満喫した。

 体験農園を活用した取り組みの一環で、子どもたちが農業に親しむ場として毎年実施している。春には田植えもした。3日間で6園の年長園児と1小学校の5年生の計約350人が参加する。

 初日は海印寺こども園の39人と友岡こども園の32人が体験した。園児は地元の農家や同協会の職員らに手伝ってもらい、ざくざくと音をさせながら6株ずつを刈り取り、稲木に運んで干してもらった。

 収穫したもち米は精米して各園などに届ける。海印寺こども園の園児は保育士から「12月に園で餅つきをする」と聞き、歓声を上げていた。

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