慎吾ワールド浸る 県内外からファン続々

撮影可能エリアで香取さんのアートを楽しむ来場者=金沢21世紀美術館

  ●金沢21美で開催中

 金沢21世紀美術館で開かれている俳優・タレントの香取慎吾さんによる北國新聞創刊130年記念の個展「WHO AM I」(北國新聞社、北陸放送主催)は3連休初日の7日、石川県内外から訪れたファンや親子連れでにぎわった。来場者は「光」と「闇」のテーマに分けて展示された絵画をじっくりと鑑賞し、香取さんの独創的なアートを満喫した。

 香取さんの個展は北陸初開催で、長年描きためた中から厳選した力作と、金沢オリジナル作を合わせて約200点が並ぶ。

 光のエリアでは大作が中心に展示されたほか、制作の様子を収めた映像も人気を集めた。撮影可能エリアでは、数量限定の入場特典であるポストカードと一緒に写真を撮る人の姿が見られた。

 香取さんのファンという千葉県流山市の会社員伊藤美里さん(36)=志賀町出身=は、金沢に住んでいる妹の島田千明さん(34)と訪れ、「光と闇の作品がフロアを分けて展示され、世界観を分かりやすく楽しめた」と笑顔を見せた。金沢市のパート従業員有側(ありかわ)久美子さん(59)と三女の会社員紗愛(さえ)さん(28)は「明るい作品と暗い作品のギャップがすごかった」と話した。

 会期中は無休で15日まで。午前10時~午後6時、土曜は午後8時まで開館する。入場料は一般2千円、中高生1300円、小学生600円。

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