勝負めしで振り返る“王座戦” 藤井聡太七冠はこれまで何食べた? 対する永瀬拓矢王座はカレーで験担ぎ?

いよいよ10月11日、将棋の藤井聡太七冠が史上初の八冠独占を目指し、永瀬拓矢王座に挑戦する王座戦五番勝負の第4局が京都市で行われます。対局の度に注目される“勝負めし”ですが、藤井七冠はこれまで王座戦でどんな物を食べて、八冠に王手をかけたのか? また京都での第4局では、何を食べるのか?

【第1局】2人そろって名物●●を食べた!

8月31日に行われた王座戦第1局は、神奈川県秦野市の旅館で藤井七冠の先手で始まりました。今年度、先手番では12勝負けなしの藤井七冠に立ちはだかった永瀬王座。今回防衛すればタイトル5連覇となり、史上3人目の「名誉王座」を獲得します。

両者互いに偉業達成をかけた戦い。その勝負めしはともに…「陣屋カレー」でした。

昭和初期から300局以上のタイトル戦が行われてきたこの名旅館で、多くの棋士たちにこよなく愛されてきた“名物カレー”です。大きな伊勢エビまるごとにビーフと、ボリューム満点ですが…
永瀬王座はこれに追加して、ショートケーキとシャインマスカット大福もリクエスト!なかなかの食欲です。

3時のおやつは藤井七冠はサトイモをイメージした「練り切り」。一方、永瀬王座は、抹茶とグレープフルーツジュースの飲み物だけでした。

午後5時になると夕食の時間に。藤井七冠は軽くおにぎりとパパイヤ。一方、永瀬王座はなんと昼と同じ、「陣屋カレー」をまたリクエスト!
徹底的に伊勢えびまるごとのカレーを堪能しました。

【第2局】永瀬王座は、また“カレー”で験担ぎ?

王座戦は、先に3勝でタイトル獲得となる五番勝負。第2局は、9月12日に神戸市で行われました。緊迫の13時間を超える大熱戦で、午後10時2分に藤井七冠が214手でシリーズ初勝利を挙げ、1勝1敗のタイに戻しました。

気になるこの日の勝負めしは…

藤井七冠は「神戸ポークと淡路玉葱の味噌炒め御膳」。パンを食べて育った地元のブランドポークは、柔らかくてジューシー。甘みのある玉葱と味噌で炒められた逸品です。

一方、永瀬王座は「ビーフカレーライス」。第1局では、昼食も夕食もカレーだった永瀬王座。今回も験担ぎでカレーを選んだのでしょうか。

【第3局】マリオットで“名古屋めし”を堪能

藤井七冠の歴史的な大逆転勝利となった第3局は、9月27日に名古屋マリオットアソシアホテルで行われました。藤井七冠は、永瀬王座に勝ち、史上初の“8大タイトル独占”に王手をかけました。

この日の勝負めしは、藤井七冠の昼食が「あいち牛のハヤシライス」。名古屋コーチンの卵のオムレツものっています。
永瀬王座は、三河一色産うなぎの「ひつまぶし御膳」。

午後のおやつは藤井七冠が、りんごのコンポートとラムレーズンを使ったケーキ。永瀬王座はドリンクのみでした。

そして、夕食は藤井七冠が「名古屋コーチン入りきしめん柚子風味」
永瀬王座はボリュームたっぷりのハンバーガーでした。

王座戦は藤井七冠がここまで2勝を挙げ、八冠制覇まであと1勝としました。第4局の舞台は「京都」。まさに「味覚の秋真っ最中の京都」で、藤井七冠は一体何を食べるのか? 対局の行方とともに、勝負めしからも目が離せません!

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