朝日町朝日中生が親子でブドウ収穫体験 20歳記念のワイン用

記念ワインの原料となるブドウを収穫する親子=朝日町大谷

 朝日町朝日中(横井真人校長)の3年生32人とその保護者が7日、同町大谷のブドウ園で「メルロー」の収穫を体験した。収穫したブドウは生徒が20歳になったときの記念の集いで贈られる赤ワインの原料となる。

 生徒らは、地元の農業白田甲子郎さん(79)方の約5アールの園地で、紫色に輝くブドウを一房ずつはさみで丁寧に切り取った。収穫したブドウは約400キロで、たるで1年間、瓶で4年間熟成させる。贈呈時には生徒一人一人がデザインしたラベルが瓶に貼られる。

 佐竹美夢さん(14)は「親子で一緒に作業ができる貴重な時間。有意義に過ごせた」、母桂子さん(47)は「娘と一緒にワインを味わえるのを楽しみにしている」とそれぞれ述べ、6年後の乾杯が待ち遠しい様子だった。

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