連休最終日は東日本や東北も冷たい雨に 関東を中心に大雨のおそれ 日ごとの寒暖差も大きく

 前線や低気圧の影響で、あす(月・祝)にかけては東日本や東北にも雨の範囲が広がる見込み。太平洋側では雨脚の強まる所があり、今夜にかけては九州南部や奄美で大雨となるおそれがある。あすは、関東を中心に活発な雨雲がかかりやすくなりそうだ。土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、断続的に雨となる東日本は、気温がほとんど上がらず、冷たい雨になりそうだ。天気は周期的に変わっていき、週の中ごろは秋晴れとなる見込み。日ごとの寒暖差や一日の気温差に気をつけたい。

連休最終日 関東を中心に大雨のおそれ

 前線が西日本から東日本の太平洋側にのびて、今夜にかけては東日本にも雨雲が広がりそうだ。太平洋側を中心に、暖かく湿った空気が流れ込むため、雨脚の強まる所がある見込み。今夜にかけては、九州南部や奄美を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨の降る所がありそうだ。あす(月・祝)は、東日本や東北も広く雨となり、関東や東北の太平洋側を中心に雨の量が多くなるおそれがある。大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

あす(月)東日本や東北で雨風冷たく

 あすは、断続的に雨となる東日本や東北南部を中心に朝から気温があまり上がらず、東京の最高気温は18℃など、11月上旬並みとなる所もある見込み。さらに北風も加わって、雨や風が冷たい一日となりそうだ。服装選びや体調管理にも気をつけたい。

週の中ごろは広く秋晴れ 気温の変化に注意

 火曜日になると、上空に寒気が流れ込むため、北陸や北日本を中心に大気の状態が不安定となり、雷雲が発達しやすくなりそうだ。日中は晴れ間の出る関東から西も、一部でにわか雨がある見込み。水曜日から木曜日は広い範囲で秋晴れとなりそうだ。関東から西では朝は冷えても、日中の気温が25℃前後となり、一日の気温差が大きくなる。ひと雨ごとに秋が深まっていくため、日ごとの寒暖差にも注意が必要だ。天気は短い周期で変わり、金曜日から土曜日は雲が広がりやすく、雨の降る所もある見込み。

台風15号 金曜日ごろに小笠原近海へ

 また、台風15号は、南の海上を発達しながら北上して、金曜日ごろには非常に強い勢力で小笠原近海に進む見通し。小笠原諸島では大しけとなるおそれがあるため、今後の情報に注意が必要だ。

(気象予報士・及川藍)

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