レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長が新型コロナウイルスに感染し、10月7日に本拠地サンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第9節オサスナ戦のスタンド観戦を回避した。スペイン『アス』紙電子版など様々なメディアが伝えている。
ペレス会長はホーム、アウェーに関わらずレアル・マドリードの試合をスタンドから観戦することが常となっているが、数日前に新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たため、この日は自宅待機となり、スタジアムには足を運ばなかった。また、10月3日にスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われたUEFAチャンピオンズリーグのグループステージ第2節ナポリ戦にも参加しなかったが、これも同様の理由によるものと見られている。
ペレス会長は75歳と高齢であり、新型コロナウイルス感染による重症化や後遺症などの影響も懸念されるところだが、幸いにして今のところ深刻な症状はなく、自宅療養しながら回復を待っている状況だという。
また、ペレス会長は2021年2月にも感染しているが、この時も無症状だったようだ。
なお、ペレス会長不在だったオサスナ戦は、ジュード・ベリンガムが2ゴールを挙げる活躍を見せるなど相手を圧倒し、4-0の快勝を収めている。ベリンガムはこれでレアル・マドリード加入以降、公式戦10試合目にして二桁得点を記録したことになる。
また、サッカー界はこの後インターナショナル・マッチウィークに入るため、リーグ戦は一時中断される。レアル・マドリードの次節は10月21日、アウェーでのセビージャ戦となるが、ペレス会長はこのまま快方に向かえばこの試合は問題なく観戦できるだろう。