現地時間10月8日、プレミアリーグ第8節のアーセナル vs マンチェスター・シティの一戦がエミレーツ・スタジアムで行われた。
ホームのアーセナルはワントップにエディー・エンケティアを起用し、両ウイングは右にガブリエウ・ジェズス、左にレアンドロ・トロサールという形に。中盤の底にはジョルジーニョが入り、マルティン・ウーデゴールとデクラン・ライスがインサイドハーフを務める形となった。
前節でウルブスを相手に初黒星を喫したアウェーのマンチェスター・シティは、アンカーにベルナルド・シウヴァを配置し、インサイドハーフはリコ・ルイスとマテオ・コヴァチッチがコンビを組む形に。右ウイングにフリアン・アルバレス、左ウイングにフィル・フォーデン、最前線にはアーリン・ハーランドが入った。
序盤はアーセナルがビルドアップに苦労するシーンが目立ち、17分にはアルバレスがGKダビド・ラヤに猛然とプレスをかけてあわや先制ゴールという場面も。26分にはオレクサンドル・ジンチェンコのパスに抜け出したエンケティアがエリア内に侵入し、カットインからシュートを放つが枠を捉えられず。
その後は両チームとも相手を崩し切るところまではなかなか至らず、にらみ合いが続き0-0のまま前半を終える。
後半からアーセナルはトロサールを下げてガブリエウ・マルティネッリを投入する。51分、ライスが敵陣でボールを奪うと、左サイドを駆け上がったマルティネッリへ。マルティネッリは左足を強振するも、シュートはGKエデルソンの正面に。
55分にはマンチェスター・シティがカウンターを発動し、リコ・ルイスがセンターサークル内からドリブルを開始。懸命に戻ったマルティネッリがプレスをかけてリコ・ルイスは一度倒れるも、再び起き上がってシュートを放ちゴールネットを揺らす。しかし、直前のプレーがファウルの判定となりゴールはならず。
膠着する展開を打破すべく、マンチェスター・シティは68分にリコ・ルイス、コヴァチッチ、フリアン・アルバレスを下げてジョン・ストーンズ、マテウス・ヌネス、ジェレミー・ドクを投入する。
これに対しアーセナルも動く。75分、ジンチェンコ、エンケティア、ジョルジーニョを下げ、冨安健洋、カイ・ハヴァーツ、トーマス・パーティをピッチへ。
互いに選手を入れ替えるも膠着状態は変わらず、試合は最終盤へ。そして迎えた86分、トーマスが後方から冨安を目がけてロングパスを入れると、冨安は頭でハヴァーツに落とす。ハヴァーツはボールをキープして後方から走り込んできたマルティネッリへラストパス。マルティネッリのシュートはナタン・アケに当たってコースが変わりゴールネットを揺らした。
このまま試合はホイッスルを迎え、アーセナルが1-0でマンチェスター・シティを下した。アーセナルにとっては2015年12月以来、実に15試合ぶりとなるプレミアリーグでのシティ戦勝利となった。
◉試合結果
アーセナル 1-0 マンチェスター・シティ
1-0 86分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)