病も個性、保護猫カフェ 盛岡・もりねこ、店舗リニューアル

病気や目が不自由な猫との触れ合いの場を提供する保護ねこカフェもりねこ

 猫の保護活動に取り組む盛岡市の認定NPO法人もりねこ(工藤幸枝理事長)が運営する同市菜園の猫カフェは7日、リニューアルオープンした。従来の規模を縮小し、病気や目が不自由など「個性」を持った猫との触れ合いの場を提供。飼育に対する意識のハードルを下げることで、新たな飼い主探しにつなげる。

 店名は保護ねこカフェもりねこ。現在18匹おり、天井からつるした通路を走り回ったり、香箱座りで寝たりと自由に過ごす。いずれも猫エイズといわれる感染症に罹患(りかん)した「FIVキャリア」で片目がない個体も。出血を伴うけんかなどで感染するが、人や人を介して別の猫に移ることはない。口内炎や下痢などの症状が出る場合があるが、発症しないケースもある。

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