一面コスモスに包まれ 寒河江、花の里祭とうまいもの市

オレンジやピンクの花が1ヘクタールほどの会場を彩ったコスモス花の里祭=寒河江市・道の駅寒河江チェリーランド

 「コスモス花の里祭」と「さがえ秋のうまいもの市」が8日、寒河江市の道の駅寒河江チェリーランドで開かれた。色鮮やかな花々や秋の味覚を楽しむ家族連れなど、多くの来場者でにぎわった。

 コスモス花の里祭では、オレンジやピンクの花が約1ヘクタールの会場を彩った。猛暑の影響で例年より開花が1週間から10日ほど遅れており今後、約100万本のコスモスが見頃を迎える予定だ。訪れた親子連れらは高台からハートやクローバー型のコスモスで形作ったアートを観賞するなど、爽やかな色彩を楽しんでいた。

 家族4人で訪れた寒河江中部小3年阿部百花さん(9)は「花が色とりどりできれい」と話していた。

 さがえ秋のうまいもの市では、同市伝統野菜・子姫芋を使った芋煮が振る舞われ、大根、リンゴ、ブドウといった西村山産の農産物も販売された。芋煮を味わった村山市稲下、主婦笹原まさ子さん(72)は「気温も落ち着き芋煮がおいしい季節が来た」とうれしそうだった。

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