クロップ監督、一時逆転もドロー決着に「残念だが、妥当な結果」

[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ドローに終わった試合を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

8日、ブライトン&ホーヴ・アルビオンとのプレミアリーグ第8節に臨んだリバプールは20分にビルドアップのミスから先制点を許しながらも、FWモハメド・サラーの2ゴールで前半のうちに逆転。しかし、後半はチャンスを活かせない時間帯が続くと、78分にセットプレーから得点を奪われ、2-2のドローに終わった。

プレミアリーグ2試合未勝利となったクロップ監督だが、結果に理解を示しつつ、敵将であるロベルト・デ・ゼルビ監督の仕事ぶりを称えている。

「残念だが、妥当な結果だと思う。我々も相手も、同じような失点だった。相手のゴール近くで、自分たちがしたのと同じようなミスを誘えたと思う。ブライトンは本当に優れたチームであり、常に守るのは難しい。我々がハイプレッシングを試みたのは正しかったと思うが、ボールを奪えず、我々は広いピッチで彼らを後ろから追いかけることになってしまったのが問題だった」

「後半、我々が3-1とすべきだったのは明らかで、本当に良いチャンスが1つか、2つあったが、決められないまま試合をオープンにしてしまった。相手にセットプレー、特にFKを多く与えすぎてしまったと思う。両チームにとって激しい試合であり、最終的には正しい結果だった」

「ロベルト・デ・ゼルビのしている仕事について、これ以上できないくらいに尊敬している。正直なところ、私は本当に彼のファンだ。私はフットボールが大好きであり、彼がフットボールに与えている影響を過小評価すべきではないだろう」

また、前節のトッテナム戦で誤審に泣いたクロップ監督はこの試合でも疑惑の判定があったことに言及。逆転ゴールにつながったPKのシーンで、MFドミニク・ソボスライを後ろから引っ張り倒したMFパスカル・グロスが退場にならなったことについて、諦めの心境を交えながら語っている。

「正直なところ、その瞬間は(退場の可能性に)気づいていなかった。PKだとはわかりきっていたから、レッドカードのことまでは頭になかったんだ。でも、それについて私は何を言えば良い?もう良いさ、こういうことに触れるには年齢を重ね過ぎた。我々はもう何かを変えるつもりはない」

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