旧車の祭典、60台が栃木県横断 国内最大規模、大勢の見物客

道の駅湧水の郷しおやに着いたクラシックカー(手前)とチェックを済ませ出発する車

 4日間で1都8県を走破する国内最大規模のクラシックカーイベント「ラ・フェスタ・ミッレミリア2023」が8日、栃木県内を舞台に行われた。1910~60年代に生産された名車約60台が日光、塩谷、矢板、さくら、茂木の各市町を駆け抜けた。

 一行は6~9日、都内から福島、本県などのチェックポイントを通過し、ゴールの千葉市まで約1300キロを走る。

 8日、塩谷町船生の道の駅湧水の郷しおやでは、次々と入ってくるクラシックカーに、大勢の見物客が旗を振った。矢板市本町の市上下水道事務所では斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長が出迎えた。ドライバーらはスタンプと記念品を受け取り、次のチェックポイントへ向かった。

 道の駅湧水の郷しおやで見学した群馬県明和町、無職石川高試(いしかわたかし)さん(68)は「全車写真とビデオに収めた」と満足そう。盛んに旗を振ってドライバーを見送った妻節子(せつこ)さん(67)は「おいしい物を食べて帰ります」と笑顔だった。

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