噂される三笘薫の契約更新は近い将来の高額移籍への布石か

写真:ブライトンとの契約延長が噂される三笘薫

ブライトンに所属する日本代表MF三笘薫の契約更新が間近に迫っていると見られているが、それは近い将来の移籍を見据えたものになるのかもしれない。イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』が伝えている。

ブライトンと三笘の契約は2025年6月30日までとなっており、現在、両者の間では契約更新に向けた話し合いが進められているが、同メディアによると、ブライトン側は新しい契約にバイアウト条項を盛り込むつもりはないという。

実際、今夏にチェルシーへと移籍したエクアドル代表MFモイセス・カイセドの場合、今年3月に契約を延長したものの、その新しい契約にはバイアウト条項は含まれておらず、クラブ間の交渉で1億1500万ポンド(約208億9350万円)という移籍金の金額が確定した。

そして三笘についても、契約延長がブライトンに長くとどまることを意味するものではないという。カイセドに加えてアルゼンチン代表MFアレクシス・マクアリスター(→リヴァプール)、イングランド代表DFベン・ホワイト(→アーセナル)、スペイン人DFマルク・ククレジャ(→チェルシー)など、ブライトンは選手の価値が正当に評価されるようなオファーが届けば、主力であっても迷うことなく放出してきた。この流れは三笘も例外ではないという。

現状、三笘の市場価値は7000万ポンド(約127億1430万円)程度になっているそうで、今後のパフォーマンス次第ではあるが、これに近い金額が提示されれば放出に踏み切る可能性があるようだ。

2021年8月に川崎フロンターレから獲得した際の移籍金はわずか250万ポンド(約4億5410万円)だったことを考えると、ブライトンは三笘の売却によって巨額の利益を得ることになる。

なお、『フットボール・インサイダー』は三笘の現在の週給を1万ポンド(約180万円)としており、「契約が更新された場合はそこから大幅な昇給が期待されている」とも予想している。

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