“守護神”ジルーの活躍もあり勝利のミランが首位に。鎌田大地が途中出場のラツィオはアタランタに競り勝つ|セリエA結果まとめ

写真:後半アディショナルタイムからゴールマウスを守ったジルー

10月6日から8日にかけて、セリエA第8節の10試合が行われた。

インテルはホームでボローニャと対戦。11分にCKからフランチェスコ・アチェルビのヘディングシュート、13分にはラウタロ・マルティネスのミドルシュートで序盤に2点を奪い優勢に進めるかと思われたが、19分にPKを決められて追い上げられると、後半開始早々の52分には同点ゴールを許し、2-2の引き分けに終わった。

ジェノアvsミランの一戦は、前半をスコアレスで折り返し、後半も0-0で推移するなか、87分に右サイドからのクロスを受けたクリスティアン・プリシッチが左足ボレーをたたき込んでミランが先制する。後半アディショナルタイムにはミランの守護神マイク・メニャンが相手への膝蹴りで退場となり、オリヴィエ・ジルーが急遽GKを務めることに。90+14分にはそのジルーが相手の突破を鋭い飛び出しでブロックするなど見せ場を作り、1点を守り抜いて勝利。インテルが引き分けたため、ミランが首位に立った。

ラツィオは好調アタランタとホームで対戦。開始5分にCKのボールが相手に当たるラッキーなOGで先制し、11分には右サイドからのクロスをタティ・カステジャーノスが合わせて追加点と早々にリードを奪ったが、アタランタも33分にエデルソン、63分にセアド・コラシナツがいずれもヘディングシュートを決めて同点に。引き分けの色が見え始めた83分、マティアス・ベシーノのジャンピングボレーが決まり、ラツィオが3-2で熱戦を制した。鎌田大地は64分から出場し、攻撃の組み立て役を担った。

ホームにトリノを迎えての“トリノダービー”に挑んだユヴェントスは後半開始早々にCKの流れからフェデリコ・ガッティ、62分には再びCKからアルカディウシュ・ミリクがゴールを奪い、2-0でダービーマッチを制した。

ナポリはヴィクター・オシムヘンがPKを決めたものの、終始、劣勢を強いられてフィオレンティーナに1-3で敗れて公式戦2連敗に。最下位カリアリと対戦したローマはロメル・ルカクが2ゴールを決めるなど相手を圧倒し、4-1で快勝を収めた。

エンポリvsウディネーゼは0-0、レッチェvsサッスオーロは1-1でともに引き分け。モンツァは開始早々のアンドレア・コルバーニのゴールを皮切りに3点を奪い、サレルニターナに3-0と快勝した。フロジノーネはヴェローナに2-1で勝利。ヴェローナはこれでリーグ戦6試合未勝利と苦しんでいる。

◉セリエA第8節 結果

エンポリ 0-0 ウディネーゼ
レッチェ 1-1サッスオーロ
インテル 2-2 ボローニャ(ハイライト動画)
ユヴェントス 2-0トリノ (ハイライト動画)
ジェノア 0-1 ミラン(ハイライト動画
モンツァ 3-0 サレルニターナ
フロジノーネ 2-1 ヴェローナ
ラツィオ 3-2 アタランタ(ハイライト動画)
カリアリ 1-4 ローマ
ナポリ 1-3 フィオレンティーナ

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