密漁許さん、監視チーム結成 大船渡・綾里漁協

車に密漁監視ステッカーを貼る和田豊太郎組合長

 大船渡市の綾里漁協は、和田豊太郎組合長(73)をリーダーとするアワビ密漁監視特別プロジェクトチームを結成した。役員10人が貴重な水産資源を守るため組織的に活動し、昼夜を問わず密漁者に目を光らせる。

 発足式を6日、綾里漁港で行い、そろいのジャンパーを着た全メンバーがそれぞれの車や船に「密漁監視中」と記されたステッカーや旗を取り付けた。

 釜石市で今夏、密漁者が逮捕されるなど、新型コロナウイルスの5類移行に伴う外食需要の伸びなどを背景に、アワビ密漁者の増加が懸念されており、チーム結成を決めた。

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