10月9日と10日の2日間行われた秋の高山祭。
見せ場の1つ「からくり奉納」の稽古に参加した小学2年生の女の子の挑戦を追いました。
9日に始まった秋の高山祭。
全体を通して天候には恵まれない時間が多かったものの、10日午前11時の「からくり奉納」は無事行われました。
からくり人形を動かしているのは綾方(あやかた)と呼ばれる9人の男性。
36本の糸を巧みに操り、難易度の高い技を成功させ、観光客を楽しませました。
10月6日、高山市内では「からくり奉納」の稽古が行われていました。
市内に住む小学2年生の瓜田晴(うりた・はれ)ちゃん。
この日は、綾方の見習いとして稽古に参加。
父親で綾方の1人でもある幸司さんと、からくり人形の紐を握ります。
(瓜田晴ちゃん)
「生きている中で一番難しい。緊張せずにやりたい」
(父親の瓜田幸司さん)
「(晴ちゃんが)年中の時から『私もやってみたい』と言っていたので、うまく続けてくれるといいなと思います」
晴ちゃんは祭り本番の10日、奉納とは別で屋台に上がり、からくり人形を操る予定でした…ところが。
(瓜田晴ちゃん)
「家の中で2時間くらい落ち込んで、絵を描いていた」
天候が不安定のため、残念ながら晴ちゃんの晴れ舞台は中止に。
(父親の瓜田幸司さん)
「1年練習して、もっとしっかりできるようになってほしい」
(瓜田晴ちゃん)
「頑張りたい!」
伝統のからくり奉納の担い手となるか、晴ちゃんの挑戦は続きます!