EURO2028はイギリス&アイルランド、2032はイタリア&トルコの共催が決定

写真:2028年大会の開催地の一つとなるシティ・オブ・マンチェスター・スタジアム

UEFA(欧州サッカー連盟)は10月10日、UEFA EURO 2028およびUEFA EURO 2032のホスト国を正式に決定した。

2028年に行われるEURO 2028はイギリスとアイルランドが、2032年に行われるEURO 2032はイタリアとトルコが、それぞれ共催することになった。UEFAのアレクサンダー・チェフェリン会長は式典の席上で開催国を発表し、次のようにコメントした。

「献身性と勤勉性が正当に認められた開催国と主催団体に祝福の言葉を送りたい。我々は団結し、スポーツマンシップの精神を称えるべきこの素晴らしい大会の、新しいバージョンを一緒に作り上げていくことを誓う」

2028年大会はイングランドのウェンブリー・スタジアムやシティ・オブ・マンチェスター・スタジアム、ウェールズのナショナルスタジアム、アイルランドのダブリン・アリーナなどでの試合開催が予定されている。

イングランドでEUROが開催されるのは1996年大会、2020年大会(コロナ禍の影響により2021年に延期され、欧州11カ国で分散開催)に次いで3回目。スコットランドでの開催は2021年大会以来2回目で、ウェールズ、北アイルランド、アイルランドでは初開催となる。

イギリスとアイルランドの共同声明では「ファンのために300万枚のチケットを用意していること」や「これまでで最も会場にアクセスしやすいEUROであること」を強調している。

一方、イタリアでの開催は1968年大会、1980年大会、ローマが会場となった2021年大会以来4回目で、トルコが開催国となるのはこれが初となる。

同大会では開催地として両国が10ずつのスタジアムを提示し、2026年10月までに5つずつ10のスタジアムが選ばれる予定となっている。

イタリアサッカー連盟はミラノのサン・シーロやローマのスタディオ・オリンピコ、トリノのユヴェントス・スタジアムなどを開催地として指定。一方のトルコはイスタンブルのオリンピック・スタジアムやアリ・サミ・イェン・スタジアム、アンカラに新設されるスタジアムなどを指定しているという。

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