「雪のように白く」ソバの花見頃 10月下旬には実を収穫、特産品に 京都

畑一面に咲き誇る白いソバの花(福知山市夜久野町直見)

 京都府福知山市夜久野町直見で、畑一面に広がるソバの花が見頃を迎えた。雪のように白く小さな花びらが波打つように風に揺られ、通行人の目を引いている。

 農業生産法人「やくの農業振興団」が遊休農地約30ヘクタールを活用し、年間約10トンのソバを育てている。8月に種をまき、9月上旬から開花し始めたという。10月下旬にソバの実を収穫し、特産品「夜久野そば」を生産する。

 同法人社員の嶋田透さん(51)は「猛暑や台風の影響で収穫量の減少が心配だ。ソバの実が順調に成長してほしい」と話している。見頃は10月半ばまで。

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