「オリに自ら入ってきた」 22時間の逃走劇に終止符! 市街地に現れたサルがついに観念して“御用”

愛媛県松山市内中心部の商業施設に現れた1匹のサルは、通報から約22時間の逃走を経て、11日朝に捕獲されました。

(佐竹雄大記者)
「時刻は午前7時前です。檻の中にサルが入っています。捕獲活動に終止符が打たれました」

およそ22時間に及ぶ逃走の末、“御用"となった1匹のサル。
このサルは10日午前8時40分ごろ松山市中心部の商業施設の駐車場に現れ警察や県の担当者らによる捕獲作戦が始まりました。

その後、サルは商業施設の近くにある住宅のベランダに逃げ込みこう着状態となり、発見からおよそ14時間後の午後10時半、この日の作業は中断となりました。

夜明けと共に再開された捕獲作戦は、開始から1時間ほど経った午前7時前、ついに終結しました。

(県森林林業課 毛利美穂係長)
「(檻に)自ら入ってきた感じ」

サルは顔のあたりに出血がみられるということですが、大きなケガはなく、山に返されたということです。

(サルが潜んでいた住宅に住む人)
「人間もサルもケガなく無事に済んで一安心。良かったと思います」

サルが逃げ込んだ住宅の女性もホッと胸をなでおろした様子でした。

松山市の中心部では、先月からサルの目撃情報が相次いでいて、市では、見かけても刺激せずゆっくり立ち去るよう呼び掛けています。

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