映画「BAD LANDS バッド・ランズ」ロケ現場をパネルで紹介 インタビュー動画も

「BAD LANDS」の彦根市内での撮影シーンを紹介しているパネル展会場(同市銀座町)

 滋賀県彦根市内で多くのシーンが撮影された映画「BAD LANDS バッド・ランズ」の公開に合わせ、市は場面やロケ現場を紹介する記念パネル展を、撮影地の一つ・銀座商店街にある空き店舗(銀座町5―3)で開いている。

 作品は原田眞人監督が手掛け、大阪・西成を舞台にし、特殊詐欺の世界を描いたクライムサスペンス。市フィルムコミッション室が支援するなどし、彦根市内では2021年12月ごろ、13カ所で撮影された。

 会場には、安藤サクラさんが演じる主人公・ネリらが銀座商店街を歩くシーンや、特殊詐欺のかけ子チームの拠点ビル(中央町、銀座町)、詐欺現場となる金融機関(旭町)、ネリのアジト(歓楽街「袋町」)での撮影シーンなど20点を展示。出演者のインタビュー動画も視聴できる。

 市内では近年、映画の撮影などが頻繁に行われており、同室は「これまで時代劇の撮影が多かったが、今回の作品を通して現代劇のロケ地としての可能性を広めたい」としている。

 銀座商店街での展示は16日まで。17~30日はビバシティ彦根のビバシティシネマ、その後は市役所屋上の展望スペースで展示を予定している。

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