藤井聡太七冠につぎ込んだのは約500万円 “将棋マダム”も“八冠”達成の瞬間に立ち会いに京都へ

史上初の“八冠”独占をかけて、将棋の藤井聡太七冠(21)が王座戦五番勝負の第4局に挑んでいる京都市に、藤井七冠の「推し活」を続ける“将棋マダム”もやってきました。

10月11日、対局の舞台、京都市内のホテルで、藤井七冠を見守るファンの中には、これまでCBCテレビ「チャント!」が密着してきたあの人の姿も…

(大石邦彦アンカーマン)
「どうもマダム、ご無沙汰してます。マダムと京都でお会いするとは」

“将棋マダム”としてブログを書いている、藤井七冠の熱狂的なファンの女性。

おととしの叡王戦では、感想戦を間近で観戦できる「見届け人」になるため、約250万円を支払いました。

(将棋マダム)
「リュックを背負った“藤井先生”が歩いていかれた」
(大石アンカーマン)
「ここを?目の前を」「声はかけなかった?」
(将棋マダム)
「ドキドキしちゃって…初めてお目にかかったので、声なんてかけられなかったです」

マダムは快進撃を続ける藤井七冠を応援しようと、今も全国各地の大盤解説や就位式などに参加しています。

これまでに藤井七冠の「推し活」に投じた費用は、約500万円に上ります!

ことし8月に行われた王座戦の挑戦者決定戦で藤井七冠がつけていたネクタイは、実はマダムがプレゼントしたもの。

(将棋マダム)
「挑戦者が決まった時の藤井さんのネクタイは私の(あげた)ネクタイです」
(大石アンカーマン)
「すごいですね。だから勝利の女神と言ってもいいですよね?」
(将棋マダム)
「いやそんな、おこがましい…」

偉業達成をかけた運命の一戦…藤井七冠とともに戦っているともいえるマダムに、心境を聞くと?

(将棋マダム)
「永瀬先生がすごく粘るとおもうので、もう泊りの宿を用意してきました」
(大石アンカーマン)
「さすが。戦局まで予想しているという…」
(将棋マダム)
「応援しているとドキドキして」

対戦する永瀬王座は、藤井七冠がプロデビューして以来、練習将棋で対局を重ねてきた、勝手知ったる、いわば”パートナー”。

今回防衛すれば史上3人目の「名誉王座」の永世称号を獲得。

この第4局で2勝2敗のタイに戻して最終局まで持ち込みたいところです。

(前夜祭で永瀬王座)
「実績と勢いと実力を兼ねそろえている藤井七冠でとても厳しいとは思うが、皆様に良い将棋をお見せできれば」
(前夜祭で藤井七冠)
「少しでも成長したところを見せらればなと思っています」

毎回タイトル戦で注目される「勝負めし」、昼食は藤井七冠が「寿司の盛り合わせ」、永瀬王座が「ビーフカレー温野菜添え」でした。

愛知県出身の21歳が挑む世紀の一戦、世紀の大一番は11日夜、勝敗が決まります。

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