岡山・女児虐待死初公判/母親の交際相手、起訴内容認める【岡山市】

岡山市で昨年1月、母親とその交際相手の男から虐待を受けた6歳の女の子が死亡した事件で、逮捕監禁致死などの罪に問われている男の初公判が10月11日に行われ、被告は起訴内容を認めました。
逮捕監禁致死や強要などの罪に問われているのは、岡山市の内装工、船橋誠二被告(40)です。
起訴状によると、船橋被告は2021年9月8日から25日にかけ、交際相手だった岡山市の無職、西田彩被告(35)と共謀し、西田被告の娘・真愛ちゃんに対して髪を引っ張ったり、顔や頭を殴ったりする暴行を加えた上、椅子の上に置いた鍋の中に長時間立つことなどを強要。真愛ちゃんの全身に布団を巻き付けて1時間以上押し入れの中に放置し、4カ月後の昨年1月、低酸素脳症で死亡させたものです。
この日、岡山地裁で行われた初公判で、船橋被告は「すべて間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、船橋被告は少なくとも2019年4月以降、しつけと称して真愛ちゃんに暴行を加え、虐待を主導していたと指摘しました。
一方、弁護側は「西田被告がしつけを船橋被告に丸投げにした無責任さが犯行をエスカレートさせた」と主張しました。
12日は西田被告への証人尋問が行われます。

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