「試されている」ケガから復帰し再招集の旗手怜央、中盤で特徴を出す「色々なポジションができるのも強み」

6月以来の代表復帰となった旗手怜央(セルティック)[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

日本代表のMF旗手怜央(セルティック)が、日本代表活動への意気込みを語った。

11日、日本代表はトレーニングキャンプ3日目を迎えた。この日に全員が合流した中、追加招集で日本代表初選出を受けたMF奥抜侃志(ニュルンベルク)は体調不良により欠席。また、DF伊藤洋輝(シュツットガルト)は腰痛のために別メニューとなった。

冒頭15分の公開の予定だったトレーニングだが、森保一監督の計らいにより公開時間が延長。両サイドからのクロスや崩しでのシュート練習まで公開された中、GK前川黛也(ヴィッセル神戸)も途中でトレーニングを離れた。

9月のヨーロッパ遠征はケガの影響もあり招集されず。それでも復帰後にはチームで出番を増やし、2ゴール1アシストと結果を残しての合流となった旗手は、練習後にメディア取材に応対。「頑張りたいと思います」と今回の活動への意気込みを語り、9月の2試合について語った。

「テレビで観ましたが、チームが出来上がっているなという印象もありましたけど、悔しさもあったので、自分が入ったらというよりは、自分の持ち味を出せることをイメージしていました」

「今回選ばれて試合に出られるチャンスもあると思うので、何ができるかが試されていると思います」

コンディションとパフォーマンスが上がっている中で、今回はMF鎌田大地(ラツィオ)が不在。中盤でチャンスを掴む可能性がある。自身の特徴が出せる可能性も高い中「どういう展開になるかはわからないですけど、90分ボールを持ち続ける展開になることはないので、持っていない時から持てる時に変わった時が、自分の持ち味が出ると思います。そこでいかに存在感を出せるかが鍵になります」と、イメージは膨らんでいるようだ。

6月は[4-1-4-1]のインサイドハーフで出場したが、9月は[4-2-3-1]を試していた。自身が出場するポジションについては「現実的に考えるとダブルボランチかわからないですが、トップ下とかが可能性が高いのかなと思います」とコメント。「ただ、色々なポジションができるのも自分の強みだと思うので、出たところでしっかりとプレーできればと思います」と、かつては左サイドバックやフォワードでもプレーしただけに、どこでも特徴を出したいと意気込んだ。

13日に対戦するカナダ代表には、DFアリスター・ジョンストンが選ばれている。「日本に来て寿司を食べたと言っていました」とやり取りを明かした旗手。「試合に向けてということは特にないですが、チームメイトがいる中では負けてはいけないと思いますし、勝ちたいなと思います」と、負けるわけには行かないと闘志を燃やした。

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