広島サミット首脳のパートナーたちの訪問を記念 「未来を担う子どもに育ててほしい」 被爆した桜の木を植樹

5月のG7広島サミットで、各国首脳のパートナーが広島を訪れたことを記念して、被爆樹木が植えられました。

末川徹 記者
「G7サミットが開かれた5月にオープンした『ひろしまゲートパーク』です。この広場に、サミットを記念して植樹が行われます」

植樹式には、岸田総理の妻・裕子さんなど、およそ30人が出席しました。

岸田裕子 夫人
「各国の首脳に広島で被爆の実相に触れてもらったことは、何にも代えがたい貴重な機会だった」

5月のG7サミット初日、各国の首脳とパートナーたちが、広島市の平和公園を訪れました。記念に植えられたのは、高さおよそ1.5メートルのソメイヨシノ。広島市役所にある被爆樹木から接ぎ木したものを育てました。

裕子さんたちが、広島市の本川小学校の児童から渡されたスコップを使って、土を入れていきました。

また、パートナーたちの署名が入った説明板もお披露目されました。

広島市 松井一実 市長
「平和への思いと、被爆の惨禍を受けながら立派に育っていることを、道行く人に見てもらいたい」

松井市長は、「未来を担う子どもたちに大切に育ててもらい、平和の尊さを発信し続けてほしい」としています。

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