藤井聡太八冠 実は鉄道とパソコンのマニア 1億手まで読めるパソコンは150万円

いつも将棋のことばかり考えているという藤井聡太八冠(21)。

しかし「鉄道」と「パソコン」好きという一面を持っているのをご存じでしょうか…深堀りしました。

【2020年7月22日】
藤井聡太八冠が高校3年生のときに、JNNが単独インタビューをした時の映像。これまでの学校生活で印象深いことを聞かれると…

(藤井聡太八冠)
「『林間学校』というイベントがあったが、集合のときに荷物を地下鉄に置いてきてしまったことがあって自分でも衝撃的だった。電車の網棚に乗せてあったけどホームに降りたあとに気付いた」

タイトル獲得後に、クラスの友人とどんな話をしたのかという質問に対しては…

(藤井八冠)
「学校ではあまり将棋の話は自分ではしないので、鉄道やパソコンの話をしている」

藤井八冠と言えば、知る人ぞ知る「鉄道好き」。ことし5月に「叡王戦」で岩手県宮古市を訪れたときの様子です。第三セクターの三陸鉄道で一日駅長となった藤井八冠は、制服に身を包むと、トリコロールカラーの車両が保管されている基地で運転を体験。およそ70メートルの距離を動かすことができた藤井八冠は満足そうな表情を浮かべていました。

(藤井八冠)
「まさか本当の車両でやると思っていなかったので。免許を持っていないのにいいのかなと思いながら。緊張したけど素晴らしい体験ができた」

和服姿で盤面を見つめる藤井八冠。

アメリカの半導体企業、AMDのCMです。

(日本AMD 関路子副社長)
「撮影時は暑い日で、我々もヘトヘトになっていた。ただ藤井八冠はまったく嫌な顔せず汗一つかかずに撮影に臨んでいたのが印象的でした」

藤井八冠は10代のころからAMDのパソコンを使って自宅で将棋を研究していて、その縁でスポンサーに。

去年、藤井八冠に最新のパソコンを贈ったといいます。

(日本AMD 関路子副社長)
「1秒間で将棋の局面が6000万手から1億手まで見ることができる」

1億手まで計算できるというハイスペックなパソコン…そのお値段は?

(日本AMD 関路子副社長)
「トータルで150万円ぐらい」

王座戦では将棋ファンの社員らが集まり、社内で応援しました。

藤井八冠の快挙を受けて、アメリカの本社でも将棋に興味を持つ社員が増えているといいます。

(日本AMD 関路子副社長)
「アメリカのメンバーも『将棋ってどういうものなんだ』と興味を持っている」

いまやパソコンを使った研究が当たり前になった将棋。

AMDは八冠達成を受けて、今後発売される最新のパソコンを提供することも検討中だということです。

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