河川コーナーが充実 魚津水族館、両生類など40種展示

展示内容が充実した「富山の河川」コーナー=魚津市の魚津水族館

 魚津市の魚津水族館は12日、「富山の河川」コーナーに「河口域」と「両生類」の水槽を新設し、両生類9種と甲殻類2種の常設展示を始めた。県東部の河川にこだわった展示内容に充実させる狙いで、国内希少野生動植物のハクバサンショウウオなど約40種の生物を観察できるようになった。

 これまでの展示テーマは「湧水帯」「上流域」「中流域」「下流域」の4つに分かれていたが、河口域と両生類を加えて6つになった。両生類のサンショウウオ水槽では、ハクバサンショウウオをはじめ、クロサンショウウオ、ヒダサンショウウオの3種を見比べられる。

 草間啓飼育係長は「飼育員が現地で捕まえ、生息環境を再現した水槽に展示している。じっくり観察してほしい」と話した。

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