自動車部品メーカーの嶋本ダイカスト 工場拡張を発表 長崎・大村の工業団地に新工場

工場の拡張を発表する島本社長=大村市役所

 自動車部品メーカー、嶋本ダイカスト(神戸市)は11日、大村市役所で会見し、同市雄ケ原町の工業団地「第2大村ハイテクパーク」で操業している工場を拡張すると発表した。
 同社は自動車のシートベルト部品などを製造。2021年4月、同工業団地内で製品の検査、加工などを担う工場(延べ床面積3300平方メートル)の操業を全面的に開始した。従業員は今年4月時点で53人。このうち大半が県内出身者という。
 新工場は現工場の隣接地に増設し、25年3月に完成予定。敷地面積約9240平方メートル、延べ床面積は1980平方メートル。投資額は約3億円で10人の雇用を見込む。島本一成社長は「カーメーカーからの要求に応えるため工場を拡充し、さらにレベルの高いものづくりをしたい」と述べた。
 市企業誘致課によると、同工業団地の分譲用地は残り1区画(約2万5千平方メートル)。

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