ニューカッスル、冬の移籍マーケットでスミス・ロウの獲得を狙う?

写真:第7節ボーンマス戦で途中出場したスミス・ロウ

イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』によると、ニューカッスルが1月の移籍マーケットでアーセナルに所属するイングランド代表MFエミール・スミス・ロウの獲得を目指しているという。

スミス・ロウは昨シーズン、ケガの影響もあって公式戦通算14試合0得点という不本意な成績に終わった。アーセナルでの序列が下がったことを受け、夏にはチェルシーが彼の獲得を画策してアーセナル側にアプローチをしたようだが、アーセナルが彼の放出を拒否したため、正式なオファーにはつながらなかったという。

迎えた今シーズン、ミケル・アルテタ監督はここまで彼を重用せず、ブラジル代表FWガブリエウ・マルティネッリやベルギー代表FWレアンドロ・トロサールがケガで不在となっても、スミス・ロウを重用する姿勢は見せていない。

こうした事情もあり、スミス・ロウの将来についてはさらに多くの憶測が飛び交うようになった。そして今、ニューカッスルがスミス・ロウ獲得の可能性についてクラブ内で話し合いを進めているという。

アーセナルからニューカッスルへは、2021年夏にイングランド人MFジョー・ウィロックが2500万ポンド(約45億6300万円)で移籍している。これはアーセナルにとって経済的な利益の多い取引だった。

他にも2019年にはナイジェリア代表FWアレックス・イウォビをエヴァートンに、今夏にはアメリカ代表FWフォラリン・バログンをモナコに売却した。ウィロックを含めた3人はいずれもアーセナルのアカデミー出身であり、スミス・ロウもこの流れに続く可能性があるということだ。

また、アーセナルは1月のマーケットでブレントフォードのイングランド代表FWアイヴァン・トニーやウルヴスのポルトガル代表FWペドロ・ネトの獲得を目指していると言われている。彼らを獲得するためにはまとまった資金が必要となるため、アーセナル側がある程度の移籍金が期待できるスミス・ロウの放出に踏み切っても不思議ではない。

アーセナルに強い愛着を持っているスミス・ロウを放出した場合、サポーターからの反感を買うことは必至だが、アルテタ監督の現在の戦術にフィットしていないことを考えると、スミス・ロウのニューカッスル移籍が実現する可能性はゼロではないのかもしれない。

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