園児が秋の味覚楽しむ 製造業者が栽培した甘栗 「独自のものづくりしたい」【長野・宮田村】

宮田村の園児が、「栗拾い」を体験し、甘栗を味わいました。栗を栽培し園児を招待したのは、地元の製造業の会社です。

宮田村・東保育園の年長35人が、手袋をはめた手で栗を拾っていきます。

「入ってる?」
■園児
「うん。わーい。出てきた。出てきた」

この栗を栽培しているのは、地元で精密機器を製造する「初崎製作所」です。純国産の甘栗で、「しなのあまぐり」として売り出しています。

■初崎製作所・初崎常利 社長
「下請けでやっていますので、どうしてもうち独自のもの作り、製品づくりあるいはうち独自の名前がついたものをどうしてもやりたくて、その時に甘栗を作る人との出会いがあって。これはゆくゆく発展できるかな。それから甘栗の栽培を始めました」

暑さの影響で、今年の収穫量は去年の半分ほど。「焼き栗」を、園児たちはおいしそうにほおばります。和栗よりも濃い甘さが特徴です。

■園児
「おいしい。おなかいっぱい」

地元の食材に愛着をもってもらおうと園児を招待しました。初崎製作所は、「しなのあまぐり」を使った紅茶とほうじ茶を道の駅などで販売していて、今後は、甘栗を使った牛乳パンも開発する予定です。

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