浜松市の保育園で不適切保育 0歳児クラスで「意思に反して口に食べ物を入れる」などの行為

浜松市の認可保育園で園児の顔などを乱暴に触れたり、意思に反して食べ物を口に入れるなどの不適切な保育があったことがわかりました。

不適切保育が発覚したのは浜松市西区の「大平台わかくさ保育園」です。

浜松市によりますと9月27日、市に匿名の通報で「0歳児クラスの保育士が園児を平手でたたいている」と不適切保育に関する通報がありました。

その後、市が園に連絡し、園が教室に設置されている見守りカメラの映像の確認や職員への聞き取りをしたところ、0歳児クラスを担当する1人の保育士が複数の園児に対して「園児の顔や腕などを乱暴に触れる」「園児の意思に反して食べ物を口に入れる」「園児の前で『おしおき』という言葉を繰り返し使う」などの不適切な行為をしていたことが分かったということです。

園は不適切保育が行われた原因について、「同僚の保育士らが上長に報告していたが、情報共有が十分ではなく事態の全体像の把握が遅れた」「報告を受けた園長、主任保育士の認識が甘く、適切な対処が行えなかった」などと発表しています。また園長が責任を取り辞任することや、不適切保育をした担当保育士を解雇する方針だということです。

浜松市では園への聞き取りのほか、提供を受けたおよそ2週間分の見守りカメラの映像をもとに他にも不適切な保育が行われていなかったか確認しています。

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