〈2023ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭〉創意あふれる秀作121点 加賀市美術展、14日開幕

展示作業を進める会員や職員=加賀市美術館

 第10回加賀市美術展(北國新聞社、北陸放送、テレビ金沢、エフエム石川、加賀ケーブル後援)は14日、市美術館で開幕する。2023ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭の一環で、市美術協会員が日本画や洋画、陶芸、書など9部門に121点を寄せた。

 会員ら約10人が13日、秀作を陳列した。

 河島洋館長はつや消しの釉薬の上に九谷の伝統的な図柄をあしらった「色絵蓬(よもぎ)手(で)丸文散らし陶瓶」、木工芸人間国宝の川北良造氏は「神代桂点文挽盛器(じんだいかつらてんもんびきもりき)」を出展した。6月に亡くなった北國写真連盟加賀支部の荒木美喜男前支部長の遺作も並んだ。

 11月12日までで、29日には国民文化祭の応援事業として市美術協会ミュージックフェスティバル(北國新聞社後援)が開かれ、歌手のつのだ☆ひろさんが楽曲を披露する。

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