富山県内クマ出没注意 目撃・痕跡相次ぐ

 富山県内各地で13日、クマの目撃や痕跡の発見が相次いだ。富山市内は10件で、全て人間の活動が活発でクマは本来生息していない地域「ゾーン3」だった。

 同市町長(大沢野)の住宅敷地内では同日朝、クマがカキの木に登った痕跡やふんが見つかった。同市万願寺(同)と同市西大沢(同)、同市婦中町富崎でも、カキの木に登った痕跡や折れた枝が発見された。

 砺波市宮森では13日昼、砺波署員が道路を横切る成獣1頭を目撃。小矢部市安楽寺でも同日、成獣1頭の目撃情報があった。南砺市内では同日に足跡、12日夕にカキの木に登ったとみられる爪痕が見つかった。

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