ロイ・キーン氏がユナイテッドの歴代ベストイレブンを選出 選出外となった意外な選手とは?

写真:現役選手として唯一選出されたロナウド

かつてマンチェスター・ユナイテッドでキャプテンとして活躍した元アイルランド代表MFのロイ・キーン氏が、イギリス『デイリーミラー』電子版で同クラブの歴代ベストイレブンを発表した。

まず、GKはピーター・シュマイケル。キーン氏とともに1999年の3冠を獲得した守護神で、キーン氏は「シュマイケルはこれまでで最高のGKだ」としつつ「信じられないかもしれないが、仲はあまり良くなかった」と振り返っている。

右サイドバックはポール・パーカー。盟友でもあるガリー・ネヴィルを選ばなかったことについて、キーン氏は「私はパーカーが全盛期の頃に一緒にプレーした。トップ中のトップのDFだった。ガリーは少し不運だったね」と語った。

センターバックはヤープ・スタムとゲイリー・パリスターの2人。キーン氏はスタムを「非常にタフな男だった」と評し、193センチの長身だったバリスターについては「体格ならバリスターを選ぶ」とした。

左サイドバックはデニス・アーウィン。キーン氏は「彼はセットプレーが得意で守備もうまかった」と選出理由を語った。自身と同じアイルランド代表だったことも大きかったようだ。

中盤は、右サイドにデイヴィッド・ベッカム、左サイドには現役選手からは唯一となるクリスティアーノ・ロナウドを選出。ベッカムについては「運動量や得点&アシスト数、セットプレーでの貢献を考えると、ベックスを外すのは非常に難しい」とコメント。左サイドはライアン・ギグスも候補だったはずだが、「ユナイテッドに来た時は若い選手だったが、態度は素晴らしかった」とクリスティアーノ・ロナウドを賞賛した。

セントラルMFの1人目はポール・インス。「人々は彼がどれほど優れていたのかを忘れがちた」と語るキーン氏は、その相棒に自分自身を指名した。ポール・スコールズが外れることになったが、キーン氏の人選は揺るがなかったようだ。

そして2トップはルート・ファン・ニステルローイとエリック・カントナ。前者については「GKと一対一になったら『ゴールが決まる』と感じられる選手だった」と語り、“キング”カントナについては「偉大な人物だ」と賛辞を送った。

歴代の名手の中からガリー・ネヴィルやギグス、スコールズといった一流プレーヤーが外れる結果となったが、それもマンチェスター・ユナイテッドというクラブの偉大な歴史ゆえだろう。

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