電撃引退のアザールも…チェルシーの「歴代10番ランキング」10名

先日引退を発表したエデン・アザール。チェルシー時代に選手としての黄金期を迎え、10番を背負って活躍した。

今回はそんな「チェルシーの10番を着用した選手」のランキングTOP10を『thefootballfaithful』からご紹介しよう。

10位:ユッシ・ベナユン

イスラエル代表の名MFベナユン。ウェストハムとリヴァプールを経て2010年にチェルシーへと加入した。1年目はわずか7試合しか出場できず、2年目と3年目はそれぞれアーセナルとウェストハムへと期限付き移籍している。彼にとっては忘れたい時代だろう。

9位:スラヴィシャ・ヨカノヴィッチ

ヨカノヴィッチはクラウディオ・ラニエリ監督が2000年にデポルティーボ・ラ・コルーニャから獲得したMFだ。スペインで素晴らしいキャリアを重ねたユーゴスラヴィア代表選手はイングランドで2年を過ごし、53試合に出場したが、その存在はいつも忘れられかけている。

8位:ピエルルイジ・カジラギ

当時のクラブ記録となる移籍金で加入したイタリア代表の名ストライカー。ユヴェントスやラツィオで目覚ましい結果を残してきた選手だったが、怪我のためにチェルシーでの1年目は10試合にしか出場できず。そして1998年のウェストハム戦でGKシャカ・ヒスロップと接触し、選手キャリアを終わらせる致命的な膝の怪我を負ってしまった。

7位:ギャヴィン・ピーコック

グレン・ホドル監督が最初に獲得したのがギャヴィン・ピーコックだ。ニューカッスルを2部から1部に引き上げたMFで、デビュー戦ではブラックバーン相手に素晴らしいプレーをし、中盤の中心となった。ただその後ルート・フリット監督の就任でポジションを失い、QPRに売却されている。

6位:クリスティアン・プリシッチ

2019年にボルシア・ドルトムントから加入し、チェルシーで4シーズンを過ごした。一貫性がやや欠けていたことと「アザールの後継者」という課題な期待によって批判を受けたとはいえ、145試合に出場して26ゴール。決して悪い成績ではない。

5位:マーク・ヒューズ

チェルシーがマーク・ヒューズを獲得したのは1995年。マンチェスター・ユナイテッドから加入したときにはすでに30代となっていたが、ジャンフランコ・ゾラとともに見事なパートナーシップを形成し、クラブの成功に大きく貢献した。

4位:ジョー・コール

ウェストハムでキャリックとともに鮮烈なデビューを果たしたジョー・コール。イギリスサッカー界に突如現れたファンタジスタとして評価され、2003年にアブラモヴィッチ体制となったチェルシーへ移籍した。通算282試合に出場して6つのタイトルを獲得し、若くしてキャリアの頂点を極めた。

3位:ウィリアン

チェルシーで7シーズンを過ごしたブラジル人アタッカー。今はなきアンジ・マハチカラから獲得され、前線の複数ポジションをこなせる器用さ、献身性、そして精密なセットプレーで活躍した。最初は22番を着用したが、アザール移籍後に10番を渡されている。

2位:フアン・マタ

2011年にバレンシアからチェルシーに移籍してきた司令塔。体格的には優れていなかったが、卓越した技術とセンスですぐにプレミアリーグにフィットした。デビューシーズンでチャンピオンズリーグを制覇し、2012-13シーズンには公式戦35アシストという凄まじい数字を残した。

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1位:エデン・アザール

チェルシーのプレミアリーグでの歴史上最も素晴らしかった10番。2012年にリールから獲得されたアザールは素晴らしいスピードとテクニックで対面した相手をいとも簡単に翻弄した。2回のリーグ優勝に貢献し、2019年に退団するまで352試合に出場、110ゴールを決めた。

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