ゲーム感覚で高岡・伏木地区の名所巡る 親子ら勝興寺目指す

伏木コミュニティセンターを出発する参加者=高岡市伏木湊町

 地図を頼りにチェックポイントを回って得点を競う「伏木ファミリーロゲイニング」が14日、富山県高岡市伏木地区で行われた。家族連れや友人グループなどが名所旧跡、商店などを巡ってゴールの国宝勝興寺を目指し、地区の歴史や文化に触れた。

 ファミリー、一般、60歳以上の3部門に38組約110人が参加。伏木コミュニティセンターをスタートし、万葉歴史館や伏木気象資料館、伏木神社など17カ所のチェックポイントへ向かった。

 何カ所をどのようなルートで回るかは自由で、スタートから遠いポイントほど多く得点できる。参加者は「近場を多く回って点を積み上げる」「遠くに行って一気に高得点を得る」などそれぞれ作戦を立て、2時間以内に国宝勝興寺への到着を目指した。

 解き明かすと追加点を得られる「謎解き」が用意されたポイントもあり、知力も試された。東京都から兄弟で参加した森松宏介さん(41)は「伏木の歴史や風情に触れて感動した」と満足そうに話した。

 北日本新聞社主催。高岡ケーブルネットワーク協賛。

チェックポイントの伏木神社で写真撮影する参加者
勝興寺にゴールする参加者

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