アーセナル、2024年6月に5人の選手がフリーで退団する可能性あり

写真:ジョルジーニョはバルセロナから関心を寄せられているが…… ©Getty Images

アーセナルは近年、主力選手の引き留めに次々に成功している。しかし現状、2024年6月30日に契約満了を迎える選手が5人おり、イギリスのウェブメディア『フットボール・ロンドン』は、クラブが彼ら5人に対してどのような動きを見せるのかに注目している。

アーセナルはこの1年の間に、キャプテンを務めるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールを筆頭に、ブラジル代表のDFガブリエウ・マガリャンイスとFWガブリエウ・マルティネッリ、イングランド代表のGKアーロン・ラムズデールとFWブカヨ・サカ、フランス代表DFウィリアン・サリバ、イングランド人FWリース・ネルソンの契約延長に成功した。

また、イングランド代表DFベン・ホワイトの契約も近いうちに更新されることが濃厚となっているようだが、次に挙げる5人については去就が不透明となっている。

1人目はイタリア代表MFジョルジーニョ。今年1月にチェルシーから1200万ポンド(約21億7500万円)の移籍金で加入したが、契約は今シーズン終了まで。1年間の延長オプションがあるものの、ジョルジーニョ側が新天地を求める可能性もあり、最近ではバルセロナが彼の獲得を狙っているという噂も浮上している。

2人目はエジプト代表MFモハメド・エルネニー。31歳の彼はイングランド代表MFデクラン・ライスの加入以来、ピッチでの存在感や注目度は低下しているが、ピッチ外での影響力は非常に大きい。今年2月、昨シーズンまでとなっていた契約を1年間延長したが、さらに延長されるかどうかは不透明で、今夏、感傷的な別れの時が訪れる可能性もある。

元ポルトガル代表DFセドリック・ソアレスと、現在はカーディフ・シティにレンタル移籍しているアイスランド代表GKルナル・アレックス・ルナルソンは、今シーズン限りでの退団が濃厚と言わざるを得ない。ソアレスはサイドバックの人材不足ゆえにプレミアリーグやUEFAチャンピオンズリーグのメンバーに登録されているが、プレミアリーグでは全く出場機会を得られていない。ルナルソンもカーディフ・シティで目を見張るようなパフォーマンスを見せない限りは契約延長には至らないだろう。また、レクサムにレンタル移籍している下部組織出身のイングランド人GKアーサー・オコンクウォは、2021年7月にトップチームとの契約を果たしたものの、一度も出場することなくクラブを離れることになりそうだ。

以上が2024年6月30日で契約満了を迎える5人だが、ブレントフォードからローンで加わったスペイン代表GKダビド・ラヤも同じタイミングでレンタル期間が終了する。彼との契約には2700万ポンド(約48億9580万円)での買い取りオプションが付帯されているが、ラムズデールからポジションを奪っている現状を考えると、このオプションが行使される可能性は高い。

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