バイエルン、レロイ・サネのリヴァプール移籍阻止に向け契約更新を検討か

今シーズン好調を維持しているサネ©Getty Images

イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』によると、バイエルンに所属するドイツ代表FWレロイ・サネに対してリヴァプールが強い関心を示しているため、バイエルンが移籍阻止のために新契約締結に向けた交渉をスタートさせる予定だという。

サネは今シーズン開幕から好調を維持しており、ブンデスリーガではここまで7試合で6ゴールを記録。UEFAチャンピオンズリーグでもマンチェスター・ユナイテッド戦でゴールを決めるなど、右サイドでハイパフォーマンスを見せている。

バイエルンとの現行契約は2025年6月30日までとなっているが、クラブ側にサネを手放そうという意思はなく、2028年6月30日まで更新したいと考えているようだ。

一方、リヴァプールはユルゲン・クロップ監督がサネの“熱烈なファン”であり、かねてから強い関心を示していたという。また、今夏エジプト代表FWモハメド・サラーがサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドから移籍金1億5000万ポンド(約271億9900万円)のオファーを提示された際には、サラーの後釜としてサネを引き抜くことを考えていたという。

サネは2020年にバイエルンに移籍する前はマンチェスター・シティに所属しており、すでにプレミアリーグの舞台は経験済み。そのためクロップ監督とリヴァプールのスタッフ陣は、サラーが見せている創造性や得点能力を引き継げる存在だとみなしているようだ。夏の移籍マーケットでは、最終的にリヴァプールはサラーの移籍を阻止することに成功したためサネの獲得に動くことはなかったが、アル・イテハドのサラーへの関心が消えたわけではない。仮に来夏、サラーが移籍することになった場合、リヴァプールは再びサネの獲得に動くと見られている。その際に2028年まで6月までの契約が締結されていれば、高額の移籍金を提示することでリヴァプールの動きを牽制することができる。

© 株式会社SPOTV JAPAN