マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表DFハリー・マグワイアが、1月の移籍マーケットで移籍を決断する可能性があるという。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。
マグワイアはエリク・テン・ハフ監督の就任以来ベンチを温める機会が増加。夏の移籍マーケットではウェストハムへの移籍が濃厚と見られていたが、マグワイア自身はマンチェスター・ユナイテッドでポジション争いを続けることを望み、またクラブ間の交渉も合意には達しなかったため、移籍は実現しなかった。
しかし今シーズンはキャプテンの座を剥奪されただけでなく、プレミアリーグでの先発出場は第8節ブレントフォード戦のわずか1試合のみ。そのブレントフォード戦ではスコットランド代表MFスコット・マクトミネイの決勝ゴールをアシストするなど存在感を示したが、引き続き不遇の時を過ごしていることに変わりはない。
クラブでは出場機会に恵まれていないが、イングランド代表には常に招集されており、本人も来年夏にドイツで行われるEURO 2024(イングランドは出場権獲得が目前)への出場に意欲を見せている。
ただ、大会の招集メンバーに選ばれるためには常時プレーできる環境に身を置く必要がある。1月までにレギュラーに復帰できなかった場合は、出場機会を求めて真剣に移籍を考える必要に迫られることになるだろう。
ウェストハムは引き続きマグワイアに関心を示しており、本人が移籍を決意した場合はすぐにオファーを送ると見られている。同クラブではフランス代表DFクルト・ズーマにサウジアラビア移籍の可能性があり、彼を失った場合は後釜を確保しなければならない。
マグワイアはそれに適した人材と言えそうだが、完全移籍になるのか、ローン移籍になるのかは現状では不明だという。果たして1月までに彼を取り巻く状況はどのように変化しているだろうか。