にゃんと氏の彫刻神楽坂に 南砺市が寄贈 井波彫刻で2体

彫刻を手渡す三浦室長(右)=東京・神楽坂(南砺市提供)

 南砺市は15日、東京・神楽坂で開かれた文化祭「神楽坂まち飛びフェスタ」を訪れ、神楽坂で南砺観光をPRしている団体「にゃんと市観光協会」に対し、猫のマスコットキャラクター「にゃんと氏」の彫刻2体を贈った。

 神楽坂の善國寺で贈呈式が行われ、南砺市ブランドプロモーション推進室の三浦博室長が協会関係者に手渡した。会場では、越中五箇山こきりこ唄保存会が唄と踊りを披露した。

 彫刻は愛らしい表情が特徴で、井波彫刻協同組合がクス材を使って仕上げた。曳山祭の男衆の紋付き袴姿と衣装のない姿の2種類があり、幅はそれぞれ16センチで高さは紋付き袴姿が27センチ、衣装なしは22.5センチ。2体は神楽坂通り商店街に展示される。

 市と神楽坂は2014年から、城端曳山祭(ひきやままつり)で披露される庵唄(いおりうた)を契機に交流している。にゃんと氏は神楽坂で考案されたキャラクターで、2月に「南砺市地域おこし協力猫」に任命され、市のPRを担っている。

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