日本代表は13日に行われたカナダ戦に4-1で勝利した。
トップに起用された浅野拓磨は3点目をアシストしたもののゴールはなし。
ただ、ABEMAで解説を担当した元北朝鮮代表FWチョン・テセはそのプレーを絶賛していた。
ABEMAスポーツタイムでは、試合後のテセさんと浅野とのこんなやりとりが明かされていた。
「テセ:ビルドアップの時に南野拓実選手がかなり低い位置までボールを受けに行くことで孤立してたじゃないですか。(それでも)1人で相手を背負っていたから、いつからそれを出来るようになったんですか?
浅野:ブンデスでプレーしていても、ああいう(孤立する)シーンは多いんですけど。今まではああいうプレーは本当に苦手で、(相手を背負った状態では)できたらボールを受けたくないって思っちゃうくらい苦手なプレーなんですけど。でも、今日は10本中7本失ってもいいから、3本はチームのためにつなげれるように、10本を100%でやるっていう感覚でやっていたので。
テセ:今日はだいぶよかったです、これで安泰かなと。ここまで1トップですごい選手はあんまり見たことないなと。
浅野:(笑)いやいや全然ですけど…。
テセ:僕はボーフムの先輩ってことで(笑)」
浅野のポストプレーに感銘を受けたというテセさんは、こうも誉めちぎっていた。
「(浅野は)裏に抜けたり、スピードがあるっていう印象だと思うんですけど。
1トップはクリアボールを体を張って味方につなげるっていうのが、試合の流れを大きく決めるんですけど。
それを体を張って、(周囲に)味方がいないのに、胸トラップでターンして仕掛けるまでやっていたので、こういうこと出来るんだと思って。
これから1トップは長い間、浅野選手が担っていくんだなっていうのを感じた試合でした。
ゴールはなかったんですけど、それ以外のところが完璧で。ゴールはいずれついてくるかなと思いました」
浅野は孤立した状態でも1トップとして起用することを証明したと感じたようだ。
ここに得点力までついてくれば大きいはずだが…。