レアル・マドリード、“もう1人のベリンガム”にも関心 U-19イングランド代表戦を視察

写真:レアル・マドリードが関心を寄せるジョーブ・ベリンガム ©Getty Images

今夏ドルトムントから1億300万ユーロ(約162億4700万円)という高額移籍金でレアル・マドリードに移籍し、MFながら公式戦通算10ゴールという大活躍を見せているイングランド代表MFジュード・ベリンガム。加入早々にチームに順応し、信じられないほどの活躍を見せていることを受け、レアル・マドリードは“もう1人のベリンガム”にも強い関心を示すようになったという。スペインメディア『エル・ナシオナル』が伝えている。

レアル・マドリードが注目しているのは、サンダーランドに所属するU-19イングランド代表MFジョーブ・ベリンガム。ジュード・ベリンガムより2歳年下の実の弟だ。彼はこのほどU-19モンテネグロ代表と対戦するU-19イングランド代表に招集されており、レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長はチーフスカウトのジュニ・カラファト氏に対し、ジョーブのプレーを確認するためにスカウトを派遣するよう要請したという。

当該の試合はスコアレスドローに終わったが、ジョーブは自身が傑出したプレーヤーであることをその試合で証明したという。ピッチ上でのジョーブは兄ジュードのプレースタイルを再現するような動きを見せ、観客の注目を集めた。得点を奪うことはできなかったものの、ジュードよりも攻撃志向の強いプレーヤーであり、アタッキングサードでプレーすることが多かったという。この報告を受けたペレス会長は大いに喜び、引き続きジョーブを注意深く監視するようスカウトに命じたという。

ジョーブは今年7月バーミンガムから175万ユーロ(約2億7620万円)の移籍金でサンダーランドに移籍した。わずか18歳、加入1年目ながらレギュラー格となり、リーグ戦ではここまで11試合2ゴールの成績を残している。

レアル・マドリードが強い関心を示すようになったことで、他のクラブが獲得を目指すようになっても不思議ではない。レアル・マドリードは、いざとなればベリンガム家との家族ぐるみの関係性を利用して争奪戦を制することになるかもしれない。

© 株式会社SPOTV JAPAN