ロシアのガザ停戦決議案を否決 安保理、日米など反対票

16日、米ニューヨークで開かれたイスラエル軍とイスラム組織ハマスの大規模戦闘に関する国連安全保障理事会会合(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は16日、パレスチナ自治区ガザの人道危機回避を目的として、大規模戦闘を続けるイスラエル軍とイスラム組織ハマスに「停戦」を要請するロシア提出の決議案を否決した。日本や米国などが反対票を投じ、賛成票が採択に必要な9票に届かなかった。

 今月の議長国ブラジルはロシア案とは別に、戦闘の「一時停止」を求める決議案を提出している。安保理はブラジル案も採決にかける予定だったが、会合冒頭にアラブ首長国連邦(UAE)の呼びかけで非公開協議に入った後、採決の延期で合意したもようだ。

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