ポーランド、野党が政権奪取へ ウクライナ支援は一層安定

下院選の出口調査の結果を受け、ポーランド・ワルシャワでポーズを取るトゥスク元首相=15日(ロイター=共同)

 【ワルシャワ共同】ポーランド選管当局は16日、15日実施の下院選の中間開票結果(開票率99.6%)を発表した。強権的統治を進めてきた保守与党「法と正義(PiS)」が得票率35.54%で第1党となったが、過半数に届かなかった。親欧州連合(EU)の野党連合「市民連立」は30.56%で他の野党2党と合わせ50%以上を得票、政権奪取の公算が大きくなった。8年ぶりの政権交代に向け、連立協議が焦点となる。

 ロシアのウクライナ侵攻後、ポーランドは隣国ウクライナに手厚い支援を行ってきた。支援継続の重要性を訴えた市民連立が政権を主導すれば、一層安定した支援が続けられるとみられる。

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