宇野のファイナル2連覇に期待 フィギュア、鍵山と坂本も注目

宇野昌磨、鍵山優真

 フィギュアスケートのシーズン本格化を告げるグランプリ(GP)シリーズ第1戦、スケートアメリカが20日(日本時間21日)にテキサス州アレンで開幕する。日本勢は全6戦で表彰台を狙える布陣。シリーズ上位6人が進むファイナル(12月7~9日・北京)で男子は宇野昌磨の2連覇、女子は坂本花織の初制覇が期待される。

 世界王者の宇野は「もう一度見たいと思える演技」をテーマに表現面を重視。フリーの4回転ジャンプを4種類計5度から3種類計4度に減らし、完成度で勝負する。北京冬季五輪銀メダルの鍵山優真は左足首故障から復帰。第6戦NHK杯(11月24、25日・大阪)での宇野との直接対決に注目が集まる。

 昨季四大陸選手権を制した三浦佳生やファイナル2位の山本草太も力があり、海外勢では車俊煥(韓国)とイリア・マリニン(米国)が強敵。

 強豪ロシア勢の除外が続き、女子は世界選手権2連覇中の坂本が総合力で頭一つ抜けている。昨季ファイナル女王の三原舞依は安定感が武器で、世界選手権2位の李海仁(韓国)らと坂本を追う。

坂本花織、三原舞依

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