不正賭博関与疑いのトナーリ、ニューカッスルのトレーニングに復帰 捜査中のプレー可否は?

写真:不正賭博関与疑いで捜査を受けている、ニューカッスルのトナーリ

イタリア代表MFサンドロ・トナーリが、所属先であるニューカッスルのトレーニングに戻った模様だ。

UEFA EURO 2024予選を戦うイタリア代表に招集されていたトナーリは、不正賭博に関与した疑いでトリノ検察当局より捜査を受け、今月12日に代表から離脱していた。トナーリ(とMFニコロ・ザニオーロ〔アストンヴィラ/イングランド〕)はスポーツベッティングに参加していた可能性があり、仮に賭博実施が確定した場合は、欧州サッカー連盟(UEFA)や国際サッカー連盟(FIFA)から何らかの処分を科される可能性も十分にある。

また、現在両選手はプレミアリーグでプレーしているものの、本業としている競技でのベッティングを禁止しているイタリアサッカー連盟(FIGC)から3年間以上の出場停止、25,000ユーロ(約390万円)以上の罰金が科される事態も起こり得る。

イギリスメディア『talkSPORT』によると、トナーリはすでにニューカッスルのトレーニングに復帰しているという。不正賭博に関する捜査は依然として続いているが、捜査中であってもトナーリがプレーを続けることは可能だ。

『talkSPORT』は、ともに不正賭博関与を疑われた経験があるブレントフォード所属のイングランド代表FWアイヴァン・トニー、ニューカッスル所属の同DFキーラン・トリッピアーが、捜査中に試合へと出場していた事例を紹介している。なお、最終的にトニーは今年5月に賭博規則違反が確定し、2024年1月17日まで8カ月間の出場停止処分が課せられている。

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